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Canopus MPEGCraft 3 DVDといえば、MPEG/HDV編集+DVD作成ソフトウェアとして、HDVが安定して読み込め、かつDVDのオーサリングもできて画質もきれいという非の打ち所のないMPEG編集ソフトの決定版のようなソフトです。
徐々にBlu-ray対応のビデオ編集ソフトも出てきていますが、HDVやほかのMPEG2フォーマットのビデオカメラからDVDを作成するためには十分な機能を持ち、かつ手ごろな価格であることから、配布DVDを作る用途で今でも重宝しています。
このソフトはまだまだ現行製品として販売がされており、管理人もHDV対応の軽快なMPEG2編集、DVDオーサリング機能、DV-AVIからMPEG2に変換するコンバーター付きなどコストパフォーマンス抜群のソフトのため、DVカメラしかもっていない頃から愛用をしていたのですが、いかんせん2006年発売と少し古いソフトのせいか新しいOSに対応するのが少し遅い感があります。
Windows Vistaは2008年1月に正式対応されているのですが、今度発売されたWindows7にはいつ対応することになるかわかりませんので、一足先に英語版Windows 7 Home Premium64bit版で使えるかどうか試してみました。
Canopus MPEGCraft 3 DVDはVista版のアップグレードを適用すればWindows7でも使えます。
結論として先に言うとVista版のアップデーターを適用すればWindows7でも問題なく使えました。
MPEGCraft 3 DVD Windows Vista対応アップデーター
試したOSが英語版Windows 7 Home Premium 64bit版と、一番きつい条件で動作確認をしましたので、日本語版Windows 7や32bitでもたぶん大丈夫なはずだと思います。
試した動作は以下のとおりです。
HDVビデオカメラivis HV30からHDVビデオキャプチャー
Canon フルハイビジョンビデオカメラ iVIS (アイビス) HV30 iVIS HV30
最初、無印のCanopus MPEGCraft 3 DVDをWindows7にインストールして試してみましたが、取り込み後にエラーが表示され、安定した取り込みができませんでしたが、Vista版アップデーターでアップデートしたところ、正常に読み込むようになりました。
ほかにHDV取り込み対応と謳われていたCorel DVD Movie Factory(海外PCのバンドル製品)でも試しましたが、このソフトではDVモードのHV30の認識はしてくれましたが、HDVモードのHV30は認識さえしてくれませんでした。Corel DVD Movie FactoryはCorelがUleadを買収して製品に加えたものなので、UleadのDVD Movie Factoryでも同じような症状が出そうな気がします。
キャプチャーしたHDV映像をDVD規格に再エンコードしてDVDを作成
通常のDV取り込みをした映像をDVDにするより、はるかに高画質なDVDを作成することができました。
後日、HDVからDVDを作成した時の詳細をご報告したいと思いますが、このソフトが使えなければ上記のCorel DVD Movie FactoryでDVキャプチャーしたものをDVDにオーサリングしないといけないところでした。
この場合、DVD Movie FactoryでのDVD作成は、
■DVキャプチャー
(HDVのMPEG2からカメラ内部でDV-AVIにエンコード)
↓
■取り込んだDV映像からのDVD作成
(再びDV-AVIからDVDに対応したMPEG2にエンコード)
という意味のない二重のエンコードをかけてしまうことになるため、最終的に作成されるDVDが低品質な映像になることは簡単に想像がつきます。
Canopus MPEGCraft 3 DVDは今では非スタンダードとなってしまった管理人のHDV環境においては「神」と呼ぶにふさわしいビデオ編集・DVDオーサリング用ソフトウェアーとなっています。HDVビデオカメラをお持ちの方なら必携のソフトだと思います。なくならないうちに手に入れておいてくださいね。
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