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先日、キャノンからインクジェット複合機の新型MP630が発売されましたが、少し前の旧機種MP610・MP600との仕様の変更点を比較してみたいと思います。
キャノン MP630・MP610・MP600プリンターの仕様比較
上記比較表から主な変更点だけを抜粋すると下記のとおりとなります。
MP600からMP610の主な変更点
良くなった所
- スキャナの性能が良くなった(2400dpi×4800dpi→4800dpi×9600dpi)
- ノズル数が増えた(3,584→4,608)
- オプションのBluetoothがv1.2からV2.0になった
悪くなったように感じる所
- なし
MP610からMP630の主な変更点
良くなった所
- 大きさが若干小さくなった。
- 重量が軽くなった
- 消費電力が少なくなった。
【通常19W、待機時2.5W】→【通常16W、待機時2.1W】
悪くなったように感じる所
- 音がうるさくなった(33.5dB→47.5dB)
- ノズルが減った(4,608→4,416)
- カセット給紙が普通紙のみになった
最重要ポイント
- インクカートリッジが容量の小さい新型に変更になった(BCI-7,9→BCI-320,321)
MP600からMP610への変更は確実に性能がアップしていますが、MP610からMP630への変更は外形寸法と重さなどがコンパクト・軽量化された以外は仕様を見る限りでは改悪のように感じます。
新製品の印刷品質を実際に見たことがないので、なんとも言えません(たぶんそれ相応に向上していると思いますが)が、変更点だけみると現状はMP610が印刷品質とコストパフォーマンスのバランスが最も優れていると思います。
MP610・MP600で採用されているBCI-7,9系のインクはサードパーティ各社から互換インク、詰め替えインクともに多種多様な製品が販売されていますので安心ですが、MP630は新製品のため、まだ詰め替えインクがどこからも出ていません。また、MP600はずいぶん前に販売終了になっています。
キャノン MP610プリンターの在庫がまだあるショップ
現時点でランニングコスト重視のかたは、NEC Direct
※NEC DIRECTはとうとう売り切れになってしまった模様です。
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