BUFFALO製 NAS LS-WX2.0TLのファームウェア復旧

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手持ちのBUFFALO LS-WX2.0TLに赤点滅6回のファームウェアエラーが出ていた時の復旧作業の流れの記録です。

必要なもの

・簡易サーバソフト Serva_Community
 設定に必要なTFTPとDHCPのサーバを稼働させます
・BUFFALO純正のファームウェアアップデートソフト
 ※ファームウェアアップデートソフト内のファイルを加工してC:\FWに転送用のファームウェアファイルを用意します
・BUFFALO NAS Navigator2

作業の流れ

□HDDをGPTでフォーマットする

 Windowsの標準機能を使い スタート-右クリック-「ディスクの管理」で可能。
 RAID1(ミラーリング)にするには1台、RAID0(ストライピング)にするには同一容量のHDD2台を新しいシンプルボリュームでフォーマットして最初から内蔵しておく。

 最初に1台で構築した後にもう1台を追加しようとするとひどい沼にはまります。

 BUFFALOのNASは内部がLINUXで動いているので一応ファイルシステムはexFATでクイックフォーマット

□NASと作業用PCの電源を入れ有線LANでつなぐ

□作業用PCのIPアドレスを手動で192.168.11.1にしておく

□NASの電源を入れる(入れておかないとSERVAソフトでIPが表示されない)

□フリーのサーバソフト「SERVA」を起動しTFTPDとDHCPのサービスを有効にする

TFTPタブで以下の通り設定する


DHCPタブで以下の通り設定する
 

□赤点滅6回のエラーが出ていることを確認してNASのファンクションボタンを短く何回か押す

□TFTPDのログに転送状況が表示され無事にNASナビで認識されるようになる
 ただし、EMモードで見えるようになるだけなのでさらにファームウェアをアップデートする







□転送が済んだらBUFFALO NAS Navigator2を起動し状態を確認する



□ファームウェアのアップデートの際はLSUpdater.iniを以下の通り編集しておく

【オリジナル LSUpdater.ini】

[Application]
Title = BUFFALO LinkStation Series Updater Ver.1.75
WaitReboot = 1200
WaitFormat = 600
WaitFileSend = 600
WaitDiscover = 120

[Target]
ProductID = 0x00000011
ProductID2 = 0x00000012
ProductID3 = 0x00000013
ProductID4 = 0x00000014
ProductID5 = 0x00003006
ProductID6 = 0x00003007
ProductID7 = 0x00000015
ProductID8 = 0x00000016
ProductID9 = 0x00003008
ProductID10 = 0x00004001
ProductID11 = 0x00000017
ProductID12 = 0x00000019
ProductID13 = 0x00000020
ProductID14 = 0x00003010
Name = LinkStation

[Flags]
VersionCheck = 1
NoFormatting = 1

【編集後 LSUpdater.ini】※変更箇所は太字

[Application]
Title = BUFFALO LinkStation Series Updater Ver.1.75
WaitReboot = 1200
WaitFormat = 600
WaitFileSend = 600
WaitDiscover = 120

[Target]
ProductID = 0x00000011
ProductID2 = 0x00000012
ProductID3 = 0x00000013
ProductID4 = 0x00000014
ProductID5 = 0x00003006
ProductID6 = 0x00003007
ProductID7 = 0x00000015
ProductID8 = 0x00000016
ProductID9 = 0x00003008
ProductID10 = 0x00004001
ProductID11 = 0x00000017
ProductID12 = 0x00000019
ProductID13 = 0x00000020
ProductID14 = 0x00003010
Name = LinkStation

[Flags]
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0

□LSUpdater.exeを起動しファームウェアのアップデートを実行する

□アップデート後に自動で電源が切れて再起動される

□また、赤点滅6回の状態になるので、もう一度NASのファンクションボタンを短く何回か押してファームウェア転送

□ほっておくとNASの電源が自動で切れる

□NAS再起動

 再起動後のNASのデフォルトIPアドレスは192.168.11.150

□WEB管理画面で設定する

 デフォルトのユーザー名とパスワードは以下の通り
  ユーザー admin
  パスワード password

 

□この後共有フォルダが見えない現象に遭遇

□解決方法は以下の通り

 最近の新しいWindowsではセキュリティのためか「SMB 1.0/CIFS クライアント」がデフォルトでインストールされておらず、これが悪さをしてました。

 「コントロールパネル」-「プログラム」-「Windowsの機能の有効化または無効化」で上記項目のチェックマークを入れてインストールして再起動

今回参考にさせていただいた先人様たちのサイトのリンクです。貴重な情報ありがとうございました。

【810】Linkstation LS-WX2.0TL/R1の復旧作業 - エッセイのすすめ
Link Station 復旧してみた【ファームウェア破損】
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