OneChipBook(MSXBOOK)には左側面に8つのスイッチがあるDIPスイッチが備えられており、内部のFPGAチップとの接続を入り切りすることでいろいろな機能が制御できるようになっています。
FPGAチップのピンの話はとりあえず置いておいて、どのスイッチを動かすとどんなことができるかということを調べていきたいと思います。
デフォルトのDIPスイッチの状態
DIPスイッチは上の位置にあるとOFFで、下に下げるとONになります。デフォルト状態は以下の通りです。
1 OFF
2 ON
3 OFF
4 OFF
5 OFF
6 OFF
7 OFF
8 ON
各スイッチの機能
OneChipBookのマニュアルに書かれているDIPスイッチの機能は以下の通り。
Switch 1# & 2#: Connected to FPGA and serve as control terminals for the VGA line scan
generator.
Other Switches: Connected solely to the FPGA.
要約するとスイッチ1番と2番は「FPGAに接続されVGAラインスキャンの制御端⼦として機能するジェネレータ」その他のスイッチは「FPGAの接続制御」との事のようです。
1番スイッチ デフォルト:OFF
VGAラインスキャン制御
2番スイッチ デフォルト:ON
VGAラインスキャン制御
3番スイッチ デフォルト:OFF
調査中
4番スイッチ デフォルト:OFF
調査中
5番スイッチ デフォルト:OFF
OFF状態でOneChipBook内部の拡張スロットが有効。
ONにすると内部拡張スロットが切り離され、MEGARAMを有効にすることができる。そのため、ONにするとMapper Megaramカートリッジを利用できるようになる。
Mapper Megaramとは、MSX用のROMカートリッジ型インターフェースで、以下の機能を提供可能なデバイスです。
・512KB 増設メモリ
・SDカードスロットを2スロット搭載し、SDカードを疑似ハードディスクとして利用できる
・MSX-DOS2上位互換OS NextorをSDカードにインストールすることで起動デバイスにすることができる
6番スイッチ デフォルト:OFF
キーボード切り替えスイッチ
OFF OneChipBook内蔵キーボード利用
ON 外部キーボード利用
7番スイッチ デフォルト:OFF
調査中
8番スイッチ デフォルト:ON
OFFにするとSDからのシステム起動ができなくなるなど不具合が出る。デフォルトのONのままにしておく方が幸せ。
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